株価の割高割安を判断する指標の1つにPERがあります。
株を投資する人が最初に触れる指標の1つの筈です。
PER(株価収益率)とは、株価を1株当たり利益で割ったもので、
別の言い方をすれば、「投資資金を何年で回収できるか」を表します。
日経平均のPERは大凡14とか15倍程度ということですから、
指標通りに読み解けば、投資して14年位で投資資金が回収されること
を目処に株が買われていることになります。
資金回収に14年。リスク資産に投資するのにそんな回収率で投資
するのはどうかと思います。
実際は、成長期待が織り込まれていますので、リスク資産に対して
そこまで資金回収に時間を掛けることは考えていないでしょう。
流動性のプレミアム(売却処分しやすい分割高)がついている可能性
もありそうです。
私は日経225銘柄で保有しているのは鉄道株だけです。
大半は、それ以外の銘柄ばかり。代表的なものは、
名鉄運輸、三光合成、富士通ゼネラル、ニチリン等です。
名鉄運輸の今季予想PERは3.91倍、三光合成は5.62倍、
富士通ゼネラルは10.1倍 ニチリンは5.43倍です。
PER1414倍というのは、私にとっては夢のような数値です。
富士通Gは昨年度追い風が吹きましたので減ですが
四季報ベースでは営業利益は一応右肩上がりです。
名鉄運輸以外は、海外展開をしていますので世界景気が
大いに影響する可能性があります。売り上げが下がり、
利益が減れば、株価に大きな影響があります。
名鉄運輸にも脛に傷があります。自己資本比率が18%
程度しかありません。これでも改善してきています。
この度、一応最大手の日通グループと資本業務提携を
図りました。
流動性はいずれも低い銘柄ばかりです。売りたい時に
売れないことばかりです。でも、投資した資金が5年程
度で回収できれば、利回りは単純計算で20%程度にな
るはずです。多少のリスクはとっても良いのではと思い
ますが、いかがでしょう。