日本銀行がマイナス金利政策を導入しました。
それに即応して急に円安が進みました。
金利が為替レートを変動させる重要なファクターであることは
間違いありません。でもそれだけが為替の変動ファクターで
ではないのが実態です。
事実
ブラジルやロシアの金利は異常に高いですが、通貨は極端に
安くなっています。
また、意図したものかそうでないかに関わらず、為替レートが
円安に振れたことは、相対的に自国通貨高となった国々の為
政者に面白いあろうはずがありません。
世界景気のリード役だった米国の景気にもやや影が差してきた
様子です。3月のFOMCあるいはその前位から、金利緩和政策に
舵を切る可能性が高いのではないかと危惧しています。
所詮、金利は相対的なもの、相手が別の策を打ってくれば効果は
薄められます。また、貿易収支で赤字が減少したり、あるいは黒字
化した場合、円転の量が増えれば自ずと円高傾向に向かう可能性
が高くなると思われます。
円安が一過性でないことを祈ります。