最近、株価の変動が激しすぎるのか、はたまた齢のせいか、株価の変動
に鈍感になってきています。昨日は、伯父と一緒に一日中遊んでいました。
さて、人間の腰は重いもの。どうしようも無い状況に陥らなければ、なかな
か意にそぐわない方向に動くことはできません。
黒田日銀は、株価の大幅変動で賃金上昇機運が阻害されたり、自らの
発言を正当化するため、また政府自民党が財務省念願の消費税引き上げ
先送りをしないようにするためにも、マイナス金利政策を導入「せざるを得な
かった。」と思われます。
昨日の株価大幅下げで、信用買いポジションを保有していた個人投資家の
多くは、清算せざるを得なかったのではないでしょうか。
サウジアラビアやロシアだって強気の姿勢は維持するものの、ここまで
原油が下がったり、また先行き不透明になったら、協調して減産するなど
いままで踏み込めなかった施策を取らざる得ないに違いありません。
中国共産党も、国民や海外の「不安」な視線を考えると、パッチ当て的な
対策だけでなく、結構構造的な対策を打たざるを得なくなるのではない
でしょうか。
憲法改正を狙っている安倍総理も、ここまで円高になって株価も下がった
ら、解散・総選挙は当初見込んだより後ずらしせざるを得ないのではと
思います。
10日にはイエレンFRB議長の議会証言があるそうです。これだけ相場
が動いている以上、何らかのメッセージ性を含めた発言をせざるを得ない
と考えています。
世界中での株価の大幅下落は、逆資産効果のため間違いなく景気に悪影響
を与えます。それを避けるために、為政者も動かざるを得ないのです。
昔テレビのリモコンが無かったとき、炬燵から出てトイレに小便に行くまで
ぎりぎりまで我慢していたことを思い出します。
昨日は、指値でTOBを発表したアイセイ薬局を購入しました。TOBが成功する
と大凡4%/年程度の利回りになる筈です。
私も我慢せざるを得ない状況が続きます。